みなさま、こんにちは。
今年製作させて頂きました衣装の一部をご紹介させて頂きます。
模様部分は全て合皮の切り貼りです。
これだけ範囲が広くなりますとカッティングシートが使えませんので、必然的に合皮製となります。
左右の模様が対称では無いため、別々に型紙を作り合皮も別に切る必要があり手間がかかりました。
生地によってカラーバリエーションが異なり、色数が豊富な生地もあれば数種類しか色数が無い生地もあります。
原作のカラーが微妙な色合いをしている時は、できるだけカラーバリエーションの豊富な生地をご提案しております。
中肉生地で一番カラーバリエーションが豊富なのが、ポリエステルツイルでポリエステルギャバ、コットンツイルなどがそれに続きます。
厚手のジャージ生地(しんクワトロ、四段スムースなど)はあまり色数が豊富では無いため生地選びが難しいです。
お尻部分だけです。
ぬいぐるみ系はフェイクファーの取り扱いが面倒で中綿などを入れる場合も多く、製作に手間がかかる衣装のひとつです。
縫製時にどうしてもファーの毛が抜け落ちてしまいますので、他の衣装に付かないように製作が終わったらすぐに掃除機をかけるようにするなど何かと気を遣います。
こちらはこの形を出すのが難しく、本生産までに仮縫いと修正を4回繰り返しました。
こちらも難素材の部類に入る別珍での製作です。
別珍は毛足が片方に倒れており、見る角度によって光沢が異なります。
そのため全てのパーツを同方向で裁断する必要があり、普通の生地より必要な生地分量が多くなってしまいます。
縫製も縫いずれしやすいため手間がかかり、ポリエステルツイルなどと比べますと1.5~2倍程度の費用がかかります。
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