ラストエグザイル タチアナ・ヴィスラを製作させて頂きました。


スタジオで撮影する時間が無かったため、工場内での画像となります。ちらかっていてスミマセン。

素材は衿が太畝のウールリブで身頃は四段スムース、ベストは合皮になります。
レオタードのようにトップス部分と股下部分がくっついたデザインです。このタイプの衣装を製作するときに一番気を遣うのはサイズです。
私たちは普段意識していないですが、人が体を動かす時、皮膚はものすごく伸びています。特に関節や背中、腰などの皮膚はとてもよく伸縮します。
そんな伸び縮みする体に服を着せた時、布帛などの伸縮性が無い素材ですと問題が起きてしまいます。何が起きるかと言いますと、生地が全く伸びないので無理な力がかかったときに一番弱いところ(縫い目線など)から裂けてしまうのです。
その問題を解決するためにあるのが服のゆとりです。
体を動かすのに必要な伸縮分(運動量といいます。)をゆとりとして加えて少しくらいでしたら動いても服地に力がかからないようにするのです。
方法と致しましては身幅や腕周り、膝周りなどをヌード寸法よりも大きく作ります。そのためあまりにゆとりを加えすぎるとルーズフィットなシルエットとなってしまいますので、加減が難しいところです。
他の解決方法としては服地を伸縮性のある素材に変える方法があります。レオタードなどに使われる素材が服地の中では一番伸縮性に富んでいます。ただ独特の光沢や生地が薄いことから使用が限られます。スムースなどのジャージ素材もレオタードほどでは無いですが伸縮性があります。

今回のようなデザインの場合体にフィットした設定となっておりますので、ゆとりをあまり加えることができません。
そのため運動量を生地の伸縮性で補いつつ、最低限のゆとりを加えるだけにして製作をさせて頂きました。
特に腰部分の運動量の設定には厳密な採寸も必要なため採寸箇所も多くなりお客様にはお手数をお掛け致しました。

お気に入り頂けますと幸いです。この度はご依頼頂きましてどうもありがとうございました。

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